万年初心者のための世界史ブックガイド

2018年3月5日

桐山昇 栗原浩英 根本敬 『東南アジアの歴史  人・物・文化の交流史』 (有斐閣アルマ)

Filed under: 東南アジア — 万年初心者 @ 04:07

2003年初版発行の東南アジア地域史。

前近代、植民地時代、独立後の三部構成で、近現代史に多くのページを割く。

そして、「最近の東南アジア史研究の発展を踏まえたうえで、東南アジア各国史の詳細な叙述を必要最小限度に控えて、むしろ域内外の交流の歴史に焦点をあてた東南アジア地域史としての叙述を心がけたこと、そしてまた日本との交流関係史にもつねに注意を払ったこと」を特徴とする。

最近の学界の傾向からすると、もちろんこういう記述が標準的なんでしょうが、読んだ感想は「つまらない」の一言。

面白くもなければ、史実が頭に入ってくるのでもない。

本書とは全く逆の、「各国別で前近代の王統を中心にした政治史」という時代遅れの通史の方が、初心者にとっては効用が高い。

これを東南アジア史に初めて接する人に薦めるのはやや躊躇する。

通読は楽だが、強いて読むほどの本ではない。

広告

WordPress.com Blog.