万年初心者のための世界史ブックガイド

2018年2月18日

アンドレ・ジイド 『法王庁の抜け穴』 (岩波文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 02:57

1914年刊。

反教権主義・世俗主義の隆盛に対し、守勢に立たされたカトリック教会、という時代状況を背景にして、無償の英雄的行為と無意味な殺人の双方を為す者、無神論から改宗したが生活に困窮し家庭不和に陥る者、教皇幽閉という虚偽の噂を流して詐欺を働こうとする者、など様々な人間群像を描いた作品。

よくわからん・・・・・。

第一編はまだ良かったが、以後はさして面白くも無ければ、感銘を受ける点も無い。

さらに、訳文が古いせいか、読みにくい。

後半、ストーリーの展開に意外性があることは認めるが、何を言いたいのか、私の頭では理解できない。

『狭き門』のあと、ジイドの二作目として、昔学生時代に『田園交響楽』を挫折したことがあったので(短い作品なのに)、世評が高いと思われるこれを選んだのだが、見事に失敗だった。

私の知性と感性では良さが分からない作品だった。

ヘッセに比べればジイドはまだ自分の感覚に合いそうだと思い込んでいたが、それは錯覚でした。

それが理解できたことだけが収穫です。

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