万年初心者のための世界史ブックガイド

2017年11月20日

ヘルマン・ヘッセ 『デミアン』 (岩波文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 04:14

ヘッセ、苦手なんですよねえ・・・・・。

『車輪の下』はまあ分かりやすかったが、学生時代に『知と愛』(『ナルチスとゴルトムント』)を読もうとして、余りの晦渋さに挫折したのが、軽くトラウマになっている。

これは比較的短いし、第一次大戦後に書かれた重要な作品らしいので、手に取った。

しかし、やはり分からない。

主人公ジンクレエルと謎めいた友人デミアンとの交流を通じて、伝統的価値観の衰微と善悪の混淆が語られ、ニーチェのような未来志向の超人思想を肯定するような話が展開するのだが、過去の価値観と切り離されたニーチェ的近代批判が暴走して、極右的な最悪の大衆運動の道具に成り下がったことを思うと、何か妙な違和感を覚える。

というのが私が持った表面的感想なんですが、多分こんな解釈は完全に誤読なんでしょう。

かといって、どういう解釈が正しいのかも分からない。

まあ、普通には読めた。

通読難易度は低い。

もう、それしか書くことが無い。

『車輪の下』以外のヘッセの作品は(本書だけでなく、恐らく他の作品も)分からないし、面白さも感じられません、というのが私の結論です。

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