万年初心者のための世界史ブックガイド

2016年8月7日

ウィリアム・シェイクスピア 『ジュリアス・シーザー』 (光文社古典新訳文庫)

Filed under: ローマ, 文学 — 万年初心者 @ 03:16

学生時代読んだきりで、一度記事にしたものを、この新訳で再読した。

(訳者の言葉を借りれば)無知・無定見極まりない群衆の恣意がすべての決定者としてのさばり、英雄としての資質を持つシーザーや高潔の士ブルータスですらそれに依存して権力を得たり失ったりするに過ぎず、アントニーが発揮したような煽動の才が重きをなしてしまう現実を鋭くえぐった政治劇。

確かにそのような読み方ができる。

さすが傑作の名に恥じない。

史実に基くストーリーをなぞるだけだった初読時よりも深い感銘を受けた。

やはり一度は読んでおくべき作品と思われる。

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