万年初心者のための世界史ブックガイド

2016年1月30日

清水義範 『世界文学必勝法』 (筑摩書房)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 04:22

2008年刊。

世界文学の中から50作を選び、雑談風に気軽に紹介した文章を集めたもの。

もちろん欧米が中心だが、『史記』『シャクンタラー』『キルガメシュ叙事詩』『ルバイヤート』『バーブル・ナーマ』などもある。

著者自身、収録作を全て読んでいたわけではなく、本書を執筆するにあたり、未読作を読んだということも多かったそうで、これから世界文学に挑戦しようかという人にとっては励みになり、親近感を持てる。

巻末には「読むべきもう五十編」のリストが掲げられており、本文の50作と合わせて100冊のガイドになっている。

ただし基本的に一人の作家で一冊だけを選んでいるので、文字通りのベスト100ではないと断っている。

著者の感想や評価を読んでいると、読書意欲がかき立てられて有益。

しかし20世紀後半以後の現代文学の比重がやや高い気がする(本文では50作中9作)。

思い切ってもっと19世紀重視にしてもらった方が良かったかも。

とは言え、良書だとは思います。

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