万年初心者のための世界史ブックガイド

2016年1月18日

引用文(佐藤優1)

Filed under: 引用文 — 万年初心者 @ 05:45

佐藤優『インテリジェンス人生相談 復興編』(扶桑社)より。

古い小説は読まない?例えば中央公論社から出ていた『日本の文学』というのがあるんだけど、青い表紙で全88冊くらいあると思う。古本屋なら1万円くらい。あるいは赤い表紙『世界の文学』。これを片っ端から読んでいく。お金はほとんどかからないけど、ものすごく深い小説の世界に入っていくことができるはず。そうすると、多分あなたが抱えている悩みごと、心配ごとの相当の部分がその小説の中に出てくる。人生の代理体験を小説の中ですることができるんだ。既にこの世にいない、われわれと世界を異にしているものすごく優れた知性と対話をしていく、勉強していくことは、すごくいいと思う。・・・・・例えば夏目漱石もそう。『門』や『それから』を読んでみて。

文学がいい。ハウツー本とか、婚活マニュアルとか、そんなんじゃなくて。それも古いものがいい。大正、昭和期がいい。明治になると、ちょっとまた違うから。半年くらい読み続けてみるといいです。本を読むことが面白くなってくるから。本の面白さっていうのは、古いものを読まないとわからない。

読んでピンとくるところがあったら、鉛筆で線を引いておいて、とりあえず読み終わるまでは書き写しはしないで、読み終わってから書き写すといい。

ノートをとる習慣があるんだったら、それを発展させていって、ノートと対話していくというのは、すごくいいと思うよ。ノートと対話することを始めたら、ノートが宝物になる。自分の思ってることや、いろんなものを引用して書いたりして。ノートって1年でどんなに頑張っても10冊も書けないんだよ。1年で1.5cmくらいにしかならない・・・・・し、実際にはそんなに書けない。それを全部とっておくと、確実に昔の自分と対話できるよ。全然話の合うヤツがいなければ、自分と話せばいいんですよ。

人間の記憶力はけっこうあって、「ノートのどの辺に書いた」とかいうのはだいたい覚えているから。極力、ノートに手で書いたほうがいい。そうすると、世界で一つしかないノートになる。だから、情報じゃなくてノートに残す。

・・・・・

そもそも、この世界は狂っているんだから。こんなところに適応できるのは頭のおかしい人なんです。

広告

WordPress.com Blog.