万年初心者のための世界史ブックガイド

2015年2月8日

ボッカッチョ 『デカメロン 上・下』 (講談社文芸文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 03:33

タイトルはギリシア語で「十日」の意味。

しかし「十日物語」という邦題は定着したことがない。

別に変じゃないし、いいタイトルだと思うんですが。

1348年のペスト大流行を避けて郊外に出たフィレンツェの女性7人、男性3人、計10人が、10日間にわたって各人1話ずつ計100の物語を語るという形式。

内容は様々な逸話集であり、中にはかなり卑猥なものもある。

各話はほとんどが短く、すぐオチに至るので読みやすい。

知らず知らずページを手繰っていき、気付くと一冊読み終えている。

この訳書は抄訳で全体の三分の二弱が訳出されているとのことで、これなら全訳も読めるかとも思うが、やはりやめておくか。

内容に関しては、非常な感銘を受けるとか、深刻に考えさせられるとかいうことは正直無いこともありますし(少なくとも表面的に読む限りでは)。

ダンテやペトラルカと違って散文作品ですから、まあ読める。

いつものごとく、読了しただけでよしとしましょう。

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