万年初心者のための世界史ブックガイド

2014年6月23日

イプセン 『人形の家』 (岩波文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 16:02

教科書では、ゾラモーパッサンと並んで自然主義文学の代表者として挙げられる三人のうちの一人。

前二者がフランスの小説家であるのに対し、イプセンはノルウェー人で近代劇を確立したとされる劇作家。

この作品名も著者の代表作として、高校世界史でも名が出る。

主人公ノラが、ある事件をめぐって夫と訣別し、自立した人生を歩みだす物語。

ごく短い戯曲で読みやすくはある。

しかし、婦人解放運動の先駆的役割を果たしたということはわかるが、よく言われるように、今となっては当時この作品がもたらした衝撃がわからない。

「女性の自立」など、(十全に実現されているかどうかは別にして)現在ではごく当たり前の価値観になっているので。

作品自体の印象があまりにも薄い。

ストーリーも平板で意外な展開に乏しく、良さかわからない。

「がっかり名作」としか感じられない。

知名度の高い作品を楽にこなしたのはいい事だと割り切って、次に行きましょう。

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