万年初心者のための世界史ブックガイド

2014年4月26日

モリエール 『人間ぎらい』 (新潮文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 09:28

高校世界史でほぼ必ず憶えさせられる、古代ギリシアの劇作家は、悲劇がアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス、喜劇がアリストファネス。

これとよく似た感じでまとめて教えられるのが、17世紀ルイ14世時代のフランス絶対王政を飾る、古典主義劇作家たち。

人数が一人減って、悲劇がコルネイユとラシーヌ、喜劇がモリエール。

高校世界史レベルでも著名な存在ですから、まあできるだけ実際の作品に触れてみますか。

まず選んだのが、これ。

謹厳実直な硬骨漢の主人公と、虚飾に満ちた社交界を嫌悪しつつ、その中にいる未亡人との恋愛を軸にした話。

一本気の主人公の言動からは、虚偽の言葉に満ちた社会への皮肉と現代社会にも通じる批判的視点が感じられる。

喜劇とは言え、やや苦い感じを残す佳作。

だが、古典主義戯曲に最初に触れる作品としてはいいかもしれない。

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