万年初心者のための世界史ブックガイド

2014年3月27日

デフォー 『ロビンソン・クルーソー』 (河出文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 04:53

これも有名。

漂流モノとして子供向け読み物にもなっているし、高校世界史でも必ず触れられる文学作品である。

デフォーは長老派の非国教徒で、1685年モンマス公(チャールズ2世の庶子)の反乱に参加し、あやういところで処刑を免れる。

直後に名誉革命が起こったが、自身は破産も経験、政治的にはトーリーとホイッグを渡り歩いたため悪評を蒙り、負債に追われ1731年に死去。

この作品については、イギリスの植民地主義や当時の中産階級のプロテスタント信仰を露骨に正当化したという面がよく指摘されるが、私はそれほど鼻につくものとは感じなかった。

あまり深く考えず、波乱万丈の冒険物という単純な捉え方でも、とりあえずはいいと思います。

結構長いが、途中から気にならなくなる。

量の割には、通読はそれほど困難ではないと思います。

なお、岩波文庫の翻訳では、この続編が下巻の形で収録されてますが、これは無理して読む必要は無い気がします。

この河出文庫版なら、確か新訳に近いものだったと思いますし、お勧めです。

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