万年初心者のための世界史ブックガイド

2014年3月5日

フローベール 『ボヴァリー夫人』 (河出文庫)

Filed under: 文学 — 万年初心者 @ 06:46

高校世界史でも必ず触れられる、極めて有名な作品。

七月王政下のフランスで、凡庸な夫シャルル・ボヴァリーに失望し、不倫に走るエンマが主人公。

慣れないと最初はだるいが、終盤のエンマの破滅への描写には迫力有り。

それは、私のような初心者にもはっきりと感じ取れた。

脇役では、皮相な進歩派で、素人ジャーナリスト・新聞寄稿家でもある薬剤師オメーが印象的。

このような卑小な人物が幅を利かすことへの皮肉とブルジョワ社会への批判が感じられる。

知名度から言って、これを読まないというのは有り得ない。

これの無い「世界文学全集」は考えられない。

ちょっと量的には薄いとは言えず、きつい部分もあるが、中盤までは気合を入れてじっくり読み進んでいきましょう。

細かな描写には深入りせず、最初はストーリーの大筋を確認する気持ちでいいです。

それで読み終えれば、多少の自信がついて他の本を読む意欲が湧いてきます。

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