万年初心者のための世界史ブックガイド

2010年10月27日

『もういちど読む山川日本史』 (山川出版社)

Filed under: 教科書・年表・事典 — 万年初心者 @ 06:00

『もういちど読む山川世界史』は紹介済み。

今回これをパラパラと飛ばし読みしてみた。

重要語句が太字になっておらず、その点反ってわかりにくく感じるのは世界史と同じ。

しかしそれ以外では思いの外、好印象をもった。

本文の間に挟まれている補注でこれまでの通説・常識と最新の学説のズレを紹介してくれている部分が実に面白い。

世界史の場合はほとんどの人の予備知識が乏しいので、こういうことは不可能。

この部分を拾い読みするだけでも手に取る価値はあります。

通読を目的とするなら世界史よりはこちらの方が向いてるとも感じます。

なかなかいいんじゃないでしょうか。

『詳説日本史』はやたら細かい記述が多いですから、この簡略版シリーズでは世界史より効用が高い。

気が向いたら買ってもいいでしょう。

ただ社会人がもう一度日本史の基礎を勉強したいと思う場合、最善の入門書は本書よりも小学生向けの学習漫画「日本の歴史」だと思います。

「おいおい・・・・・」と呆れられたり、「馬鹿にすんな!!」と怒られるかもしれませんが、事実そう思える。

近所の公共図書館に行って、「うちの子供に読ませます」みたいな顔をして借りて、家に帰って自分で読んで下さい。

予備知識ゼロの状態から、基礎の基礎を作るためにはそれが一番楽だし、頭にも入る。

個人的には小学館から出てるのがお勧め。

それから本書にじっくり取り組めば良いかと思われます。

なお、世界史の漫画はよく知らないんですよねえ・・・・・。

集英社文庫で漫画版「世界の歴史」が10巻くらいで出てまして以前一部を立ち読みしたことがあったんですが、「うーん」と微妙な感想を持ちました。

このブログは低レベルとは言え、一応高校世界史は大体理解しているという前提での読書案内ですが、「カエサルって何人?」「ビスマルクって何した人?」という方が最初の取っ掛かりとして読むにはいいのかな。

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