万年初心者のための世界史ブックガイド

2010年9月6日

引用文(「聖書」1)

Filed under: 引用文 — 万年初心者 @ 06:00

『世界の名著13 聖書』より。

旧約聖書「イザヤ書」。

わざわいなるかな、家に家を建て連ね、

畑に畑を増し加えて、余地を残さず、

国内におのれ一人住まおうとする者。

(それゆえ)万軍のヤハウェが耳うちする。

「まことに、多くの家は荒れ塚となり、

壮麗な邸も住む人なく、

十反の葡萄園から一バテしか取れず、

一ホメルの種から一エパを産するのみ」

わざわいなるかな、早朝から強い酒をあおり、

夜おそくまで葡萄酒にひたる者。

その宴席には琴と竪琴、鼓と笛が酒興をそえる。

しかし、ヤハウェのみわざに目をとめず、

み手の働きを顧みない。

それゆえ、わが民は無知のままに捕らわれてゆき、

貴族は餓死し、庶民は渇きに絶え入るばかり。

それゆえ、陰府(よみ)が喉を鳴らし、大口開けば、

都の栄華、喧騒、歓楽はみなのまれる。

かくて、子羊が牧場にあるように草をはみ、

滅びた跡に子山羊が餌をあさる。

わざわいなるかな、偽りの縄で咎を引きよせ、

不義の綱で罪をつなぐ者。彼らは言う。

「早く彼(神)のわざをして見せてもらおう。

イスラエルの聖なる者とやらの

計画の運びぐあいを知りたいものだ」

わざわいなるかな、悪を善、善を悪と言う者。

彼らは闇を光に、光を闇に、

苦味を甘味に、甘味を苦味に化する。

わざわいなるかな、おのれを知者とし、

みずから聡明を誇る者。

わざわいなるかな、葡萄酒の満を引く丈夫(ますらお)、

強い酒を調合する勇士。彼らは賄賂のために

悪人を無罪とし、義人から義を奪う。

それゆえ、火の舌が刈り株をなめ、

枯れ草が炎に倒れ伏すように、

彼らの根は朽ちはて、花は塵のように飛び散る。

万軍のヤハウェの教えを捨て、

イスラエルの聖なる者の言葉をしりぞけたからだ。

広告

WordPress.com Blog.

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。