万年初心者のための世界史ブックガイド

2009年2月23日

荒正人 『ヴァイキング 世界史を変えた海の戦士』 (中公新書)

Filed under: 東欧・北欧 — 万年初心者 @ 06:00

1968年刊とこれも相当古いが、中公新書の世界史関係は大好物なので、読んでみた。

しかし、何とも微妙な出来。

アイスランド・グリーンランド・北アメリカへのヴァイキングの植民の話はやや煩瑣ではあるが、まあこんなものかと適当に流して読んでいった。

だが、その後のアイルランド・スコットランドへの侵入の章もゴチャゴチャしているだけで、概略をパッと理解させてくれるだけの明解さが無い。

よく知られたイングランドにおけるノルマン征服やシチリア王国建国の話はさすがに取っ付きやすいが、正直もの足りない。

ページの割り振りが大きく違うとは言え、南イタリアについては、高山博『中世シチリア王国』の五分の一も実のある話が無い。

ロシアのリューリク朝の記述も同じく。

サガとかエッダとかの北欧神話の章は、個人的趣味から言うと全然興味が持てないので、相当だるかった。

例によって決め付けで申し訳ないですが、中身がスカスカといった印象が拭えない。

170ページほどで二日もあれば余裕で読めるが、得たものは非常に少ない。

あんまり好きなタイプの本じゃありませんでした。

まあ、久しぶりに東欧・北欧カテゴリに追加できてよかったな、とそれだけの記事です。

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