万年初心者のための世界史ブックガイド

2009年2月3日

渡辺照宏 『お経の話』 (岩波新書)

Filed under: インド — 万年初心者 @ 06:00

一昨日の『仏教 第二版』と同じ著者。

タイトルだけ見ると、お経の中の例え話などを引用して日常的な道徳訓話を述べた本かとも思うが、中身は全然違う。

第1部では、仏教聖典の種類とそれぞれの成立過程および叙述形式と基本思想などを概観する。

ちょっとややこしい部分や読みにくい文があるが、内容が詳しく初心者にとって効用が大きい。

簡略な仏教史概説としても使える。

第2部では、大乗系(および密教)の仏典を取り上げて、『般若経』とか『華厳経』とか『法華経』とか、子供の頃から名前だけは知っている仏典の概略を解説していく。

これは、細かなところは覚える必要は無いので、まあ大体こんなもんかと、一応の雰囲気だけつかめばよいでしょう。

上記『仏教』と並んで良質な入門書と思われます。

宗教史に深入りせずに、通常の通史を読むための前提知識を程よく与えてくれる。

かなり古い本ですが、両方とも新刊書店で手に入るようですので、気が向いたらどうぞ。

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