万年初心者のための世界史ブックガイド

2008年12月9日

新井政美 『オスマンvs.ヨーロッパ』 (講談社選書メチエ)

Filed under: イスラム・中東 — 万年初心者 @ 06:00

イスラム史の本が五ヶ月ぶりというのもヒドイですね。

手薄な苦手分野なんだから(「じゃあ得意分野は何だ?」と言われると言葉に詰まるが)、重点的に手当てすべきなんでしょうが、なかなかいい本無いんですよねえ。

これは休日にアマゾンジャパンを、適当に検索したり世界史関係のカテゴリを見ながらボーっと徘徊しているときに見つけた。

高評価のレビューが多数上がっているので、何やら俗受けを狙ったタイトルが少々気になるが試しに読んでみようと思って借りてみた。

しかし通して読んでも、特筆すべきような面白い点は無かった。

トルコ民族の西遷とイスラム化の章は平凡で、特にどうと言う事も無い。

オスマン帝国と近世初頭のヨーロッパとの関係も、高校教科書よりは詳しく説明されているが、それほどわかりやすい訳でも無いし面白くも無い。

有名史実の年代に慣れ親しんでいればある程度の関連はわかるし、それを超えて理解しやすい説明を本書が提供してくれているとは思えない。

末尾の17世紀オスマン衰退期の中東欧諸国の動きはまあそれなりの内容だが、本書だけしかない貴重な叙述というほどでも無い。

結局私には良さがよくわからない本でした。

感じ方は人それぞれですから、たまにはこういうこともあります。

このブログで私が絶賛した本を買って読んでみて「こんなもんどこが面白いんだよ!!金返せ!!!」と言いたい方もおられるかと思いますが、そういう訳でご容赦下さい。

と、言い訳して終わります。

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