万年初心者のための世界史ブックガイド

2008年9月10日

中村元 田辺和子 『ブッダ物語』 (岩波ジュニア新書)

Filed under: インド — 万年初心者 @ 06:00

類書が続きます。

先日の『仏教入門』の原始仏教の部分を補強しようとこれを手に取る。

中高生向けのジュニア新書だけあって、非常に読みやすいガウタマ・シッダールタの伝記。

というか、小学校高学年でも読めるんじゃないですかね、これ。

表現は極めて平易ながら、著者の一人の中村元氏は偉大な仏教学者で世界的に有名な方のようですから、内容はしっかりしたものでしょう。

もっと取っ付きやすい本として手塚治虫の漫画『ブッダ 全12巻』(潮出版社ビジュアル文庫)を読んで、本書の記述との違いを探してみるのも良いでしょう。

中村氏は講談社旧版の「世界の歴史」と文春「大世界史」のインド史の巻も執筆されているようです。

氏に関するエピソードとして、執筆した「仏教大事典」の膨大な枚数の原稿が紛失したのでもう一度最初から書き直したという「伝説」をある本で読んだ記憶がありますが、本当なんでしょうか。

さて、本書で入門の入門を終えた後、仏教関係で何を読むべきか。

岩波文庫に中村氏の訳で『ブッダのことば スッタニパータ』『ブッダの真理のことば・感興のことば』『ブッダ最後の旅』といった原始仏典が収録されているが未読。

中央公論「世界の名著」に原始仏典および大乗仏典の巻がそれぞれあるようだが、これを読むのは相当キツそう。

『歎異抄』(岩波文庫)や『立正安国論』(講談社学術文庫)をはじめとする日本仏教の古典もなかなか読めそうにない。

せめて最初に挙げた『ブッダのことば』くらいは気の向いた時読んでみますか。

しかし、振り返ってみれば『聖書』も『論語』も『コーラン』も恥ずかしながらほとんど読んだことがない。

これらもそれぞれ中央公論「世界の名著」に該当巻があるようだが、たぶん読めないでしょうねえ・・・・。

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