万年初心者のための世界史ブックガイド

2008年9月7日

松尾剛次 『仏教入門』 (岩波ジュニア新書)

Filed under: インド — 万年初心者 @ 06:00

宗教史について全く白紙の状態の読者が本当の初歩の初歩を知るために読む本として、世界の三大宗教のうちキリスト教とイスラム教に関しては、阿刀田高氏の『旧約聖書を知っていますか』『新約聖書を知っていますか』『コーランを知っていますか』があるが、『仏典を知っていますか』は出ていないのでこれを読む。

ジュニア新書だけあって、極めて読みやすい。

全体の半分以上が日本仏教の記述で占められており、原始仏教とその後のインド仏教については三分の一ほどのページが割かれているに過ぎない。

この点、世界史読書の面からするとアンバランスかもしれないが、日本仏教の部分も一般常識として知っておくべきことばかりなので読んでも無駄にはならないでしょう。

仏教について、高校の世界史や倫理の時間で習ったことしか知らない読者(つまり私)が読んで十分有益な内容。

その気になれば一日で読了できるし、図書館で一度借りてみても宜しいんじゃないでしょうか。

類書を挙げると本当にキリがないのですが、岩波刊のものとして、岩波新書の新赤版に同じタイトルの『仏教入門』が、青版に『仏教』『お経の話』が収録されているようです。

私も機会があれば読んでみたいと思います。

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