万年初心者のための世界史ブックガイド

2008年2月4日

アラン・パーマー 『オスマン帝国衰亡史』 (中央公論社)

Filed under: イスラム・中東 — 万年初心者 @ 06:00

第2次ウィーン包囲から滅亡までのオスマン朝政治・外交史。

一般向け歴史読物として内容はまあまあ。

少々冗長に感じる部分もあるが、特に読みにくいところは無い。

私のような初心者は、事典・用語集や年表を手元に置いて、スルタン名と主要事件を年代と共に確認しながら読み進めるのが良いでしょう。

メフメト4世と第2次ウィーン包囲(1683年)、ムスタファ2世とカルロヴィッツ条約(1699年)、アフメト3世とチューリップ時代、セリム3世とナポレオンのエジプト遠征(1798年)、マフムト2世とギリシア独立戦争(1821~29年)・イェニチェリ全廃(1826年)・第1次エジプト・トルコ戦争(1831~33年)、アブデュル・メジド1世とタンジマート開始(1839年)・第2次エジプト・トルコ戦争(1839~40年)・クリミア戦争(1853~56年)、アブデュル・ハミト2世とミドハト憲法(1876年)・露土戦争(1877年)・ベルリン条約(1878年)・青年トルコ革命(1908年)。

1908年革命の後は統一進歩委員会の一党独裁でエンヴェル・パシャが指導者だと理解していたのだが、それほど単純な過程ではないとわかった。

興隆・盛期ではなく衰退期のオスマン帝国史は少ないと思われるので、なかなか有益な本といっていいんじゃないでしょうか。

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