万年初心者のための世界史ブックガイド

2007年8月18日

鈴木孝 『ビルマという国』 (PHP研究所)

Filed under: 東南アジア — 万年初心者 @ 06:00

東南アジア全域の通史は各種世界史全集でかなり出てます。

そのうち講談社旧版の『アジアの多島海』と『インドシナ文明の世界』を早く文庫化してくれないかなあと思っているところですが、それとは別に各国別のオーソドックスな通史も欲しくなってくる。

しかし、そういった種類の本はなかなかありません。

本書は『インドシナ文明の世界』巻末の参考文献欄で紹介されているのを見て買ったもの。

元駐ビルマ大使の著者が1977年に書いた本。

それから連想される駐在中の四方山話などは後半三分の一ほどで、残りは簡略なビルマ通史が記されている。

これは意外な拾いものじゃないでしょうか。

もうちょっと前近代の部分を充実させて、物語性を増してもらえれば更に良かったのですが、類書が少ない中、かなり有益な本になっています。

中公新書で『物語ミャンマー(ビルマ)の歴史』が出るまで、ビルマ史の基本書としてはこれを使おうかと思います。

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