万年初心者のための世界史ブックガイド

2007年4月4日

ソルジェニーツィン 『イワン・デニーソヴィチの一日』 (新潮文庫)

Filed under: ロシア, 文学 — 万年初心者 @ 06:00

スターリン時代の強制収容所での一日を克明に記した小説。

と言っても目をそむける様な残虐な描写があるわけではない。

むしろ極めて過酷な状況の中でも、希望を捨てず楽しみを見出し生き抜いていく人間の強さを描いている。

例えば本来劣悪そのもののはずの三度の食事の描写の旨そうなこと。

単調な重労働の毎日を必死で潜り抜けていく主人公の強固な意志に強い印象を受けた。

スターリン死後わずか数年にしてこのような小説が書かれたことに驚嘆する。

ご一読を強くお勧めします。

広告

WordPress.com Blog.

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。